なおこのつぶやき

【最初から、わたしがわたしを愛していないだけだった】~エンプティチェアセミナー体験シェア

ゲシュタルト療法の巨匠・ももちゃんこと、百武正嗣さんのエンプティチェアセミナーへ参加してきました。
もう泣きすぎて、目が真っ赤だーー笑
でも、身体内部の気づきあり、スッキリです!

きっかけは、母とのことでもやもや、、このままだと前に進めない。。
なんとかしなくちゃ、と思っていたところに、長年のこころの友である松井ゆかちゃんからのお誘いが!完璧すぎるシナリオーー

2021年7月20日、この日は、わたしにとって間違いなく人生変わるⅩデーになると直感☆
即効で申込み、待ちに待った受講となりました。

向き合うのはコワくても、倒れるときは前のめり!笑
「当然わたしがワークをやってもらう!」
申込のときから心に決めていて、みんなの前で椅子に座らせてもらいました。
スタートは

「お兄ちゃんお兄ちゃん、うるせーんだよ!」

いきなり怒り爆発!
ふりかえると笑えるーわたしらしい。笑!

でもね、
お兄ちゃんお兄ちゃんうるさいのは、私の方だった。
わたしを愛してくれないと悲しみと怒りでいっぱいだったけど、

最初から、ただわたしがわたしを愛していないだけだった。

自分に起きたことを書きとめておこうと思います。
ちょっと長いけど、
よかったら、ぜひ読んでくださいませ♡

【1:母との電話、あっけなく無価値な自分へ逆戻り!】

6月に母と喧嘩が勃発!
本当に久しぶりの「無価値感」
この慣れ親しんだ嫌な感情を、強烈に味わうことになった。

わたしは小さい頃から父に「なおこはだめだなぁ」と言われ続けてきた。
おかげで全く自信のない大人に成長した。

「私には価値がない」
「私はダメな人間だ」

鬱で入院し、変わりたいと思うようになり、
父親との関係、自分との関係にひたすら向き合い続け、「無価値感」は手放せたと思ってた。「価値ある自分」になれたと思ってた。でも、違ってた。
それはある日突然やってきた。

父は他界し、母は高齢なので、面倒な手続き等をわたしが代わりにやっている。
そこへ母から電話がかかってきた。
聞けば、遠方に住む兄が母にいろいろと指示・アドバイスしたらしい。

「お兄ちゃんが、そうしろっていうのよ」
「お兄ちゃんが、そう言うのよね」
「でもね、お兄ちゃんが、」

このことばを何回か聞かされて、突然怒りが爆発した。

「じゃあ、もう全部お兄ちゃんにやってもらえばいいじゃん!」
「わたしもう一切やらないからね!!」

【2:愛されてる、分かっていてもからだは分からない】

電話を切ったあと、内省した。
なんでこんなに怒っちゃったんだろう、わたし。

兄に対する怒りもあった。
『今さらのこのこ出てきてなんなのよ!?』

兄は、父とのどうにもならない確執があり、地方の大学進学と同時に自ら縁を切った。
それ以来、家に帰ってきたことは一度もなかった。
その間、わたしは一生懸命手紙やメールを送ったりしたけど、辛辣なことばで返された。

「俺はもう、鯵坂家の人間じゃない」

そう言われて、あきらめがついた。
わたしの問題じゃなく、兄の問題なのだ。
やることやったし、もうこれでいいのだ。
わたしの中で、兄は高校生で止まったまま時が過ぎていった。

その兄が、4年前に父が亡くなってから、母に急接近するようになった。
そして今回のことがわたしを刺激した。

『あんたがいない間、わたしがどれだけ傷つき、大変だったかわかんないでしょ!』

でも根底にあるものは、それじゃなかった。

わたしの家族は、わたし以外すごい人ばかりだ。
父は、田舎から出てきて病院を立て患者第一主義、神と言われるほど地域の人に貢献した。
死ぬ直前まで、病床の上でレントゲンを診て遠隔で診察し、医師としての天命・使命を全うした。
母もまた料理も掃除も裁縫もなんでもできる人で、書道の師範でもある。
女性の品格とは、この人のことをいうのだろうと心底思う。

兄もまた、すごい人なのだ。さすがふたりの息子。
とにかくめちゃくちゃ頭がいい。
小学生の頃にはルービックキューブを1分で6面完成させるとか、
高校生の時には全国模試で1位になって貼り出されるとか。
もう意味わかんないよね。

さらには、国立大学の医学部に進学、親の仕送りを断ってバイトで学費を払い、
そして首席で卒業した。
なんという努力の人。頭が上がらない。

今は結婚して子供が4人いる。
なりたくなかったけど親の期待通り医者になり、頭がよくて、お金がかからず、孫たちがおばあちゃんの喜びとなっている。

一方、わたしはどうだろう。
同じ子供なのに、兄妹なのに、
頭もよくないし、勉強もできない。離婚して子供もいない。
兄が持っているものを、なにひとつわたしは持っていなかった。

『わたしはなんて親不孝なんだろう』
『やっぱり選ばれるのはお兄ちゃんなんだな』
『わたしは愛してもらえないんだ』

『わたしには価値がない』

そう思ったら、悲しくて悲しくて、怒涛の涙があとからあとから押し寄せた。
そして、こんなに離れて遠くまできたはずなのに、一瞬で奈落の底へ連れ戻された。
まるで、腰に輪ゴムがついているかのように。
これまで一生懸命そこから脱け出そうとがんばって登ってきたはずなのに、
またしても「無価値な自分」に闇落ちした。

もちろん、そんなことないって分かってる。
愛されている。
親不孝じゃない。

でも、頭でわかっても、からだが分からないのだ。どうしても。

【3:ゲシュタルト崩壊!あなたは愛していますか?】

 

中間層の脳・頭ではなく、身体内部の気づきを求めて、みんなの前でイスに座らせてもらった。
その途端、なみだがあとからあとから止まらない。
イスは、私と父vs母と兄 の対立構造からスタートした。
第一声は

「お兄ちゃんお兄ちゃん、うるせーんだよ!」

そんな怒りと悲しみを母や兄にぶつけながらスタートしていった。

ももちゃんから問いが立てられた。

「あなたは、愛していますか?」

ここからわたしの中でめくるめく統合がはじまった。
わたしは兄と比較して、しかも絶対に勝てない相手と比較して、不幸な自分を創り出していた。
兄のせいにして、被害者・犠牲者の人生を生きていた。
お兄ちゃんよりわたしを愛してくれないと怒りと不満でいっぱいになっていた。
お兄ちゃんお兄ちゃんうるさいのは、私の方だったのだ!

「今ここわたし」を感じると、しあわせを実感でき、笑顔になれた。
わたしは、日々あらゆる面でますますよくなっているプロセスにある。
いろいろなことがあるけれど、それでも、わたしはしあわせなのだ。

それなのに
そこを離れて、家族のことを思うと比較が起きて「不幸なわたし」になる。
わたしはわたしを愛せなくなる。

ルービックキューブ全面完成や全国模試1番の兄、
学費を自分で払い医学部を首席で卒業した努力の人と比較して、
「わたしはダメだ、価値がない」と自分をジャッジしていた。

兄が高校生の頃の、劣等感を抱えた妹のまま自分を生きていたのだと気づいてハッとした。
未解決な問題、事柄、感情は、時間・空間を超えて存在し続ける。
まさにわたしのUnfinished business!!

もう完全にゲシュタルト崩壊!そして統合へ。
そう、家族が、母が、兄がわたしを愛していないのではなく、

最初から「わたしがわたしを愛していない」だけだったのだ。

 

【4:最大の疑問、このことが今起きる意味とは?】

劣等感という慣れ親しんだ嫌な感情を味わっても、家族という他人の領域に入るメリットはあった。
普段各々離れて生活していて、家族のことを始終考えていない。
そしたら、家族のことに思いを馳せることができる、というのは、とても大切な時間だ。
どんな家族であっても、わたしにとっては大切な人たちなのだ。
感情が爆発できる、というのも、また大事なことだと、今回のことで気づいた。

最大の疑問は、
なぜ今このことが起きるのか?ということだった。
久しぶりの無価値感を味わい、神様にケンカを売られた気分だった。
でも違った。
最初から、このことが今起きる意味や価値、そしてメッセージはなんなのだろうか?ということをずっと考えていた。ここまできて、やっと腑に落ちた。

「わたしは愛されていて価値がある」と知らしめるメッセージであり、
現実世界への強烈な呼び出しだった。
そのためにはとにかくインパクトが必要なのだ。

わたしは、3つの世界を自由に行き来できる。
宇宙と現実と家族と。
放っておくと、ずっとずっと自分という宇宙に引きこもっている。
それが本来の自分の居場所であり安心・安全だからだ。
もともと内省エンパス気質で、探求し、自分としゃべる時間が一番長い。
地球で生きるのは、とても疲れるし、傷つくリスクも高い。
時間で動けない、団体行動できない、という意味で社会不適合な自分と定義されてしまう。

でも、生きているのは、地球であり社会だ。
人が大好きなわたしには、現実に関わってこそのいいことはいっぱいあり、それが求めていることだ。
人と出会える、関われる。
飲んだり食べたりが楽しい。
なにより、わかちあえるのは、現実に生きてこそ。

そのために、
地球という現実に、両足突っ込んで生きていくために、
「わたしは愛されていて価値がある」と気づかせる必要があったのだ。
中間層ではなく、内部に。

そしてこれからもずっと、
この家族の領域で生きていくわたしの最大の智慧は、
家族を家族として見ないこと。

家族を、「ひとりの人として見る」こと。

人として人間として見たとき、尊敬の念が湧いてくる。
ただそれだけ。すごい人だと思い、尊敬し、わたしも頑張ろうと思える。
わたしは、上(には当然なれない。笑)にも下にも入らない。
家族や兄としてみると、途端に比較が入り、劣等感に苛まれる。
人として尊敬し、その人が家族なのだと思ったら、それはとてもありがたくしあわせなことだと思える。

そして、わたしはただ「今ここのわたし」を生きるだけ。
気持や感情、自分のハートが今に集中し満足していることに力を使えばよいのだ。

「わたしは、わたしを愛しています」

そう口に出して言ってみたら、あたたかい涙があふれてきた。
そして、わたしはわたしに謝罪した。
今までごめん。

わたしは、わたしを愛しています
わたしは、家族を愛しています
わたしは、家族に、父に、母に、兄にあいされています
わたしは、愛にふさわしい存在です
わたしは、ただ存在するだけで愛される価値があります
わたしは、愛され、豊かでしあわせでいることにふさわしい存在です

 

【ありがとうございました】

改めて、シンプルでとてもパワフルなワークだったなぁと感じ、こころから感謝します。
求めていた、身体内部の気づきが得られて、最高です!
理論や技法はもちろんだけど、ももちゃんのBeingを体感できたことがなによりうれしかったです。
愛と信頼の場で、たくさんの大きな気づきをいただき、統合され、自分を取り戻しました。
これから、この気づきを大切に進んでいきます。

Ⅹデーは、ミラクルがいっぱい起きてほんと記念すべき日になりました!
かつて毎日一緒に学び、苦楽を共にしたカウンセラー仲間と3人で参加きたことがとっても感慨深いです。
ゲシュタルトワークに魅了されつつも、いろんなことがあり、それぞれの道を行き、一周回ってまた集った場が原点・エンプティチェアセミナーとは!
LPL仲間のよっちと数年ぶりに、そしてずっと会いたいねーって話していたみなちゃんとも会えて、ほんとうに楽しい一日でした。

ももちゃん、すばらしい学びと気づきを本当にありがとうございました。
ゆかぴ、あいにゃん、ありがとうございました。ご一緒できてうれしかった!
みなちゃん、よっち、
そしてあの場にいたすべての方に感謝します。

 

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